急いで修理したいけど、どうすれば良いの?状況に応じてパソコン修理業者を選ぶ

ブルースクリーンのエラーコードでわかる原因箇所の特定と対処法

bluescreen

パソコンを起動したときや使用中、画面が突然、青い背景になり白い文字でエラーメッセージが表示されることはありませんか?

これは一般的に「ブルースクリーン」と呼ばれる状態です。

この時、表示されているメッセージを「エラーコード」といいますが、人によってはSTOPコード/STOPエラーとも呼ばれることもあります。

ブルースクリーンになると、操作が一切できなくなってしまい、パソコンを強制終了させて再起動するしかありません。また、ブルースクリーンが頻繁に起こる場合は、パソコンの内部やシステムに不具合が起こっている可能性が高く、放っておくとパソコンが起動しなくなってしまう場合もあります。

まずはエラーコードと原因を一緒に見ていきましょう!

ネットの執事さん

原因


エラーコード 原因 対処方法 対応難易度
ソフトウェア(内部のソフト)側の問題
0x0000002E
0X00000050
0X000000BE
0X000000f4
0x000000F2
メモリーの故障や不良・
装着の不備
メモリーの状態を確認する
>対処方法を確認する
上級者:★★★★★
0XC0000221
0x0000001E
0x0000000A
0X000000b4
0X0000007B
0X000000BE
0X000000d1
ソフトウェア・OSや
ドライバーのインストール
による不具合
パソコンの状態をインス
トール前の状態に戻す
>対処方法を確認する
上級者:★★★★★
0X00000051 なんらかの原因で
レジストリエラーが発生
システム復元・リカバリー
を行う
>対処方法を確認する
上級者:★★★★★
0x000000A2
0x00000050
0x0000007A
0x0000008B
0x0000008E
ウィルス感染により
Windowsのシステムや
レジストリに影響
ウィルスを駆除する
>対処方法を確認する
上級者:★★★★★
ハードウェア(機械側)側の問題
0X0000007A
0X000000f4
0x000000ED
ハードディスクの故障 ディスクチェックや
デフラグを行う
>対処方法を確認する
上級者:★★★★★
0X0000007F パソコン内の埃などにより
電源ユニットが故障
パソコン内部を掃除して
埃を取り除く
>対処方法を確認する
上級者:★★★★★
0X0000007F パソコン内の埃などにより
マザーボードや基盤が故障
パソコン内部を掃除して
埃を取り除く
>対処方法を確認する
上級者:★★★★★

>対応難易度の詳細はコチラ

それでは、対処方法を一緒に確認…と言いたいところですが、初心者の方は、ブルースクリーンになって困っていると思います。まずはブルースクリーンが発生した時の対処方法を見ていきましょう!

ネットの執事さん

ブルースクリーンが発生したら…

1.まずはエラーコードを確認する

ブルースクリーンのエラーが発生すると、青い画面に白文字でメッセージが表示されます。このメッセージの中でもっとも重要なのは、STOPと呼ばれるエラーコードです。

このエラーコードを確認することで、パソコンの中でどこが原因なのかを把握することができます。初心者の方に行える対処方法はありませんが、修理に出す時に役に立ちますので、まずは慌てずにメモを取りましょう。

エラーコードの確認方法

このエラーコードを確認することで、パソコンの中でどこが原因なのかを把握することができます。初心者の方に行える対処方法はありませんが、修理に出す時に役に立ちますので、まずは慌てずにメモを取りましょう。

画面の下の方に「STOP:0X00000050」と10桁の数字が表示されていますので、この数字をメモしておきましょう。

パソコンに慣れている方であれば、メモを取り忘れても「BlueScreenView」というフリーソフトを使用して、あとから確認することもできます。


2.ブルースクリーン画面からの復旧

ブルースクリーンの画面になってしまうと、基本的にキーボードやマウスの操作は一切受け付けなくなってしまいます。この状態から通常のWindows画面に戻すには、パソコン本体にある「電源ボタンを長押し」で電源を落とすしかありません。

再度、パソコンの電源をONにすることで、Windowsが立ち上がります。

ネットの執事さんからのアドバイス

再度、パソコンを起動してもブルースクリーンが発生する、その後も頻発する場合、初心者の方はサポートセンターや修理業者などの専門家に依頼しましょう。

こちらの記事では、一部、対処方法を紹介していますが、上級者向けですので、ご注意ください。どうしても自分で直したい方は、当サイトでは責任は持てませんので、必ず自己責任で行うようにしてください。

エラーコードの対処方法を試す場合は、何かあった時の為に必ずバックアップを取っておきましょう。

ネットの執事さん

エラーコードの対処方法を試す前に…

必ずバックアップを取りましょう

ブルースクリーンは簡単に解決する場合もありますが、症状によってはパソコンがクラッシュしたり、パソコンのリカバリーや復元、OSの再インストールが必要になるケースもあります。
そうしたことから、ブルースクリーンで対処方法を試す前に、まずは必要なデータをUSBメモリや外付けHDDなどにバックアップしておくことをお勧めいたします。

>バックアップ・データの移動方法

対処方法を試す前のバックアップは、完了しましたか?
それでは、対処方法を一緒に確認していきましょう!

ネットの執事さん

対処方法を試す場合は、必ず自己責任の上で行ってください。
万が一、症状が悪化しても当サイトでは責任は持てません。初心者や自信がない方は、パソコンの専門知識を持ったメーカーや販売店・パソコン修理業者に相談することをお勧めします。

【関連】パソコンを修理に出す前の注意点
【関連】噂の口コミ評判は本当?パソコン修理業者10社から実際に見積もりを取ってみました!

対処方法

1.メモリーが原因の場合の対処方法

上級者:★★★★★

ブルースクリーンの原因がメモリーにある場合、使用しているメモリーが破損していたり、しっかりとマザーボードに挿さっていない場合などが考えられます。

該当するSTOPコード

0x0000002E、0X00000050、0X000000BE、0X000000f4、0x000000F2

メモリーを挿し直す
  1. パソコンのケースを開けてメモリーがしっかりと挿さっているかどうかを確認。
  2. メモリーが緩んでいる場合は、「カチッ」という音がするまで挿し込んでください。

また、メモリーを2つ以上挿している場合は、どれかのメモリーが故障している場合があります。故障しているメモリーの特定方法として、以下の手順をお試しください。

2枚以上のメモリーを使用している場合
  1. メモリーを1枚だけ挿して起動し、ブルースクリーンが発生するかどうか確認してください。
  2. 1枚目のメモリーチェックが終わったら、同様に2枚目以降のメモリーチェックを行ってください。
  3. 単体で使用してブルースクリーンが発生するメモリーが見つかったら、そのメモリーがブルースクリーンの原因になっている可能性が高いことになります。
  4. 原因のメモリーを除いてパソコンを起動し、ブルースクリーンが起こらないことを確認してください。

複数のメモリーを使用している場合は、上記の方法で原因となるメモリーを特定できますので、是非お試しください。

ネットの執事さんからのアドバイス

メモリーを挿しなおしてもブルースクリーンが解消されない場合、メモリー自体が故障している場合が考えられます。
メモリーに問題がないかどうかを、Windows7の「メモリ診断ツール」や、フリーソフトの「Memtest86+」などで行いましょう。
メモリーが故障している場合は、メモリーの交換が必要になります。

2.ソフトウェア・OSやドライバーのインストールによる不具合の対処方法

上級者:★★★★★

Windowsのシステム不具合が原因の場合の対処方法

Windowsのシステム不具合が原因でブルースクリーンが発生している場合、以下の対処方法をお試しください。なお、ソフトウェア側の問題になりますので、パソコンパーツなどの交換は必要ありません。

該当するSTOPコード

0XC0000221、0x0000001E

ソフトウェアが原因だった場合の対処方法

ブルースクリーンの原因がWindowsのシステム不具合の場合、パソコンのリカバリー(初期化)を行うことで、ブルースクリーンが解消される場合があります。

>リカバリー(初期化)を行う方法

なお、リカバリーを行ってしまうとハードディスク内のデータはすべて消去されてしまいますので、必ずバックアップを行うようにしましょう。リカバリー後、ブルースクリーンが発生しなければ、以前のWindowsシステムに不具合が発生していたことになります。

ドライバーが原因の場合の対処方法

パソコンに新しいハードウェアやソフトウェアをインストールしたときのドライバーに問題がある場合、ブルースクリーンが発生してしまうことがあります。以下の対処方法をお試しください。

該当するSTOPコード

0x0000000A、0X000000b4、0X0000007B、0X000000BE、0X000000d1

接続中のハードウェアを抜いてみる

USBで接続しているハードウェアを抜いた状態でパソコンを起動してみましょう。

接続中の機器の中に、ブルースクリーンの原因になっているものが存在している場合があります。特に、ブルースクリーンが起こりはじめた時期に接続したハードウェアが怪しいので、そこから試していきましょう。

ブルースクリーンの原因になっているハードウェアが特定されたら、原因のハードウェアを接続せずに使用するか、そのハードウェアのドライバーを更新もしくは再度インストールしなおしてみましょう。

プログラムをアンインストールする

インストールしたプログラムが原因でブルースクリーンが起こっている場合もあります。特にブルースクリーンが起こりはじめた時期にインストールしたプログラムは、原因となっている可能性があるので、優先的にアンインストールしてみてください。

また、Windowsが起動する前にブルースクリーンになってしまう場合は、セーフモードでWindowsを起ち上げてプログラムのアンインストールを行ってください。

システム復元を行う

これは最後の手段になりますが、システム復元を行うことでブルースクリーンが発生しなかった頃の状態にパソコンを戻すことができます。

ただし、システム復元を行うためにはあらかじめ「復元ポイント」を作成している必要があります。また、復元を行うと、指定した復元ポイントから現在までのデータは消去されてしまいます。

ネットの執事さんからのアドバイス

メモリーを挿しなおしてもブルースクリーンが解消されない場合、メモリー自体が故障している場合が考えられます。
メモリーに問題がないかどうかを、Windows7の「メモリ診断ツール」や、フリーソフトの「Memtest86+」などで行いましょう。
メモリーが故障している場合は、メモリーの交換が必要になります。

3.レジストリエラーが原因の場合の対処方法

上級者:★★★★★

レジストリエラーが原因でブルースクリーンが発生してしまう場合は、以下の対処法をお試しください。

該当するSTOPコード

0X00000051

システム復元を行う

システム復元を行うことで、レジストリエラーが起こっていなかった頃のパソコンに戻すことができます。

ただし、システム復元を行うためにはあらかじめ「復元ポイント」を作成している必要があります。また、復元を行うと、指定した復元ポイントから現在までのデータは消去されてしまいます。

それでもダメなら、パソコンのリカバリー

システム復元を行ってもブルースクリーンが解消されない場合、パソコンのリカバリ(初期化)を行うことで、ブルースクリーンが解消される場合があります。

>パソコンをリカバリーする方法

ただし、リカバリを行ってしまうとハードディスク内のデータはすべて消去されてしまいますので、必ずバックアップを行うようにしましょう。なお、リカバリでもブルースクリーンが解消されない場合は、OSの再インストールを行うことで、症状が改善される場合があります。

4.ウィルス感染が原因の場合の対処方法

上級者:★★★★★

ウィルスに感染した経験がある場合、そのウィルスが原因でブルースクリーンが発生している場合があります。

該当するSTOPコード

0x000000A2、0x00000050、0x0000007A、0x0000008B、0x0000008E

ウイルスチェックを行う

ウイルス対策ソフトでパソコン内の検索をかけて、ウィルスが存在していないかチェックを行いましょう。ウィルスが存在している場合、駆除すればブルースクリーンが解消される場合があります。

>ウイルス対策ソフトでウイルスチェックを行う

ウィルスが見つからない、駆除しても症状が改善されない場合は、ウィルスとは別の原因の可能性があります。ブルースクリーン時のSTOPコードを確認した上で、対処を行いましょう。

最悪の場合、パソコンのリカバリーやWindowsの再インストールが必要になる場合もあります。

5.ハードディスクが原因の場合の対処方法

上級者:★★★★★

ハードディスクが原因でブルースクリーンが発生していると思われる場合、まずはディスクチェックを行ってみてください。

該当するSTOPコード

0X0000007A、0X000000f4、0x000000ED

ディスクチェックを行う
  1. デスクトップ画面で、左下のスタートメニューを押した後、コンピューターを選択。
  2. ハードディスクが表示されるので、「Cドライブ」を選択して右クリックし、「プロパティ」を押します。
  3. ディスクのプロパティウィンドウが表示されますので、「ツール」タブを選択し、一番上の「チェックする」を選択。
    ディスクチェックウィンドウが表示されたら、チェックボックスに両方ともチェックを入れ、開始を押します。

  4. 「ディスク使用中に~」というメッセージが書かれたウィンドウが表示されるので、「ディスク検査のスケジュール」をクリックします。
  5. 再びディスクのプロパティウィンドウへ戻るので、「OK」を押します。
  6. パソコンを再起動すると、ディスクチェックが開始されます。

※ドライブが複数(Dドライブなど)ある場合「2」で選択するドライブを変更することで、ディスクチェックが可能です。

デフラグを行う

ディスクチェックで異常がなければ、次はデフラグを行ってみてください。
ディスクチェックとデフラグを行うことで、ハードディスク内のデータが整理されますので、ブルースクリーンが解消される場合があります。

>ハードディスクのデフラグ(最適化)を行う

パソコンをリカバリーする

ディスクチェックやデフラグを行ってもブルースクリーンが解消されない場合、パソコンのリカバリー(初期化)を行うことで、ブルースクリーンが解消される場合があります。

>パソコンをリカバリーする方法

リカバリーを行ってしまうと、ハードディスク内のデータはすべて消去されてしまいますので、必ずバックアップを行うようにしましょう。

ネットの執事さんからのアドバイス

パソコンのリカバリ(初期化)を行ってもブルースクリーンが解消されない場合は、ハードディスクそのものを交換する必要があります。

現在のハードディスクを取り外し、新しいハードディスクと入れ替えて、OSのインストールを行ってください。新しいハードディスクでブルースクリーンが発生しなければ、ブルースクリーンの原因は古いハードディスクに存在していたことになります。

6.電源ユニットが原因の場合の対処法

上級者:★★★★★

該当するSTOPコード

0X0000007F

パソコン内部を掃除してみる

パソコンの内部や電源ユニットのFAN部分などに埃が溜まっていると、パソコン内部に熱が篭もりやすくなり、CPUやマザーボード、電源ユニットなどパソコンパーツの温度が異常に上昇してしまう場合があります。

パソコン内を掃除して、埃が溜まっている状態を改善して、熱を外に正常に逃がしてあげる状態になれば、ブルースクリーンも改善する場合があります。

>パソコン内部の掃除方法【デスクトップ編】

電源ユニットを取り替える

パソコン内部を掃除して埃を取り除いてもブルースクリーンが解消されない場合は、電源ユニット自体の故障が考えられますので、新しい電源ユニットへの交換がオススメです。

7.マザーボードや基盤が原因の場合の対処法

上級者:★★★★★

該当するSTOPコード

0X0000007F

パソコン内部を掃除してみる

パソコン内部のマザーボードに埃が溜まっていると、パソコン内部に熱が篭もりやすくなり、CPUやマザーボードなどのパーツ温度が異常に上昇してしまう場合があります。

パソコン内を掃除して、埃が溜まって温度が上昇している状態を改善することで、CPUやマザーボードのパーツ温度が正常になり、ブルースクリーンも改善する場合があります。

>パソコン内部の掃除方法【デスクトップ編】

マザーボードを取り替える

パソコン内部を掃除して埃を取り除いてもブルースクリーンが解消されない場合は、マザーボードの故障が考えられますので、新しいマザーボードへの交換がオススメです。

しかし、マザーボードを交換すると今まで使っていたパーツが使用できない可能性がありますので、使用していたマザーボードが既に流通していないような場合は、パソコン自体を買い換える必要があります。

上記の対処方法を行っても症状が改善されない場合、どこかのパーツ(部品)が壊れている恐れがあります。

ネットの執事さん

ネットの執事さんからのアドバイス

ブルースクリーンが発生する原因は様々なため、原因の特定から対処まで時間がかかってしまう場合があります。

原因によってはシステムの復元やリカバリー、OSの再インストールなどが必要になってしまう場合もあり、ある程度、パソコンの知識がない方だと難しく、下手に自分で直してしまおうとすると悪化してしまう可能性が高いです。

ハードディスクや電源ユニット、マザーボードなどのパーツが故障している場合は、交換しないといけませんが、自力での交換は慣れている方でないと困難です。

もし上記の対処方法やパーツの交換に少しでも不安を覚えたら、ひとまず必要なデータのバックアップだけを行い、あとはサポートセンターや修理業者といった専門家に任せてしまうのが最善だと思われます。

対処方法を試したけど直らない、難しくて出来なかった方は、モニターを修理に出そうか考えていると思います。

hituzi

早く修理に出したい気持ちもわかりますが、修理に出す前に確認しておきたいこと・決めておいた方が良いことが色々とあります。特に初心者の方には、修理を依頼する時の悩みや疑問の解決にもなると思いますので、下記の記事を参考にして、修理に出してみましょう!

パソコンを修理に出す前の注意点

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加