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メモリの故障原因とその症状まとめ

パーツ メモリ

メモリはパソコンを快適に使用する上では欠かせないパーツです。一度に複数のソフトやアプリケーションを動かしたりする場合は、沢山のメモリを挿す必要があります。

メモリの寿命は半永久的と言われていますが、実際のところパソコンの故障トラブルで上位を占めているのはメモリの故障が原因によるものが多く見られます。それだけメモリは故障しやすいパーツであると言えます。

この記事では、メモリが故障したときの症状や故障する前兆、故障しているかどうかの判別方法などをご紹介していきます。

故障した時の症状一覧

1.ブルースクリーンが頻繁に発生する

メモリが故障したときの代表的な症状として、ブルースクリーンの発生があります。パソコンで作業中などに、急に画面が青くなり、白文字のメッセージが表示されるのがブルースクリーンです。このブルースクリーンが1日に3回以上発生する場合、メモリになんらかの故障が発生している場合が多くあります。また、メモリの故障以外にも、メモリの挿し方が悪く緩んでいる場合にも、同様の不具合が発生する場合があります。

2.頻繁にパソコンの電源が落ちる

メモリが故障していると、頻繁にパソコンの電源が落ちる場合があります。なお、この症状はブルースクリーンとセットで、以下のような順番で発生する場合が多いです。

  1. まずブルースクリーンが発生する
  2. その後、パソコンの電源が落ちて再起動がかかる

3.様々な場面で再起動が発生する

メモリが故障している場合、前述したブルースクリーン後も再起動は発生しますが、その他にも様々な場面で再起動が発生する場合があります。

  • ・アイコンなどをクリックしたタイミングで再起動が発生する
  • ・ソフトやアプリケーション起動時に再起動が発生する
  • ・パソコンを起動中に再起動がかかり、起動できない

3.パソコンがフリーズする

パソコンが完全に固まってしまい、マウスやキーボードも動かない状態になった場合、メモリが故障している可能性があります。

4.リカバリ(初期化)やOSインストールに失敗する

リカバリ(初期化)やOS(Windows)をインストールしようとして失敗してしまう場合、メモリの故障が原因の場合があります。

故障診断方法

1.メモリを挿し直す

まずメモリの故障を疑う前に、メモリがしっかりとマザーボードに挿し込まれているか確認しましょう。マザーボードが緩んでいたりしても、起動が不安定になったり、ブルースクリーンが発生したりすることがよくあります。パソコンの蓋をあけて、マザーボードに挿し込まれているメモリを一旦抜き取り、再度「カチッ」と音がするまで挿し込みましょう。症状が改善されれば、メモリがしっかり挿し込まれていなかったことが、不具合の原因だったと考えられます。

2.「Memtest86+」などのソフトでメモリ異常をチェック

挿し直しても症状の改善が見られない場合、「Memtest86+」などのソフトウェアを使うことで、メモリに異常がないかどうかチェックすることができます。もし、ソフトを使用して異常が検知された場合、メモリが故障していることが考えられます。

3.2枚以上のメモリを使用している場合

2枚以上のメモリを使用している場合は、挿す枚数を1枚ずつにしてパソコンを起動し、不具合が発生するかどうかチェックしましょう。もし、現在使用しているメモリの中で、1枚だけ不具合が発生するメモリがあるとしたら、故障しているのはおそらくそのメモリです。怪しいメモリは、「Memtest86+」などのソフトで詳しく調べることで、さらに故障しているか特定することができるでしょう。

それでも不調の原因が特定できない場合は…

メモリの故障症状はHDD等が不調な場合と症状の被りが多く、上記症状が発生していてもメモリではなく別のパーツが故障している可能性も十分に考えられます。

メモリは着脱が比較的簡単な為、自分で原因を特定することも可能ですが、もし自分で調べても不具合の原因が特定できない場合は、メーカー修理や専門業者への依頼も検討してみることをおすすめします。

パソコンを修理に出す前の注意点

故障の前兆一覧

1.パソコンの起動が遅い

パソコンの起動が以前に比べて遅くなったと感じる場合、メモリが故障する前兆かもしれません。

2.パソコンの動作が全体的に遅い・重い

パソコンで作業しているときの動作が全体的に遅かったり重く感じた場合、メモリが故障する前兆の可能性があります。

3.「メモリが不足しています」という警告メッセージが出る

パソコンで作業中に「メモリが不足しています」という警告メッセージが頻繁に出るようになった場合、メモリが故障する前兆の場合があります。

寿命を延ばす方法

メモリの寿命は「半永久的」と言われています。理論上、1秒間に一回データを書き込んだとしても、3万年~3億年ほど保つ計算になります。しかし、これはあくまで理論値であって、実際には様々な理由でメモリは故障してしまいます。

メモリが故障してしまう代表的な理由

物理的な衝撃

メモリを落下させてしまったり、どこかにぶつけるなどしてしまった場合、メモリは物理的に故障してしまう可能性があります。

過度な熱

CPUやグラフィックボードなどのパーツが、ホコリなどによって高温になってしまうと、その熱でメモリが故障してしまう危険があります。また夏場にエアコン無しの環境で使用する場合も注意が必要です。

マザーボードとの相性

最近では起こりにくくなりましたが、メモリとマザーボードの相性が悪い場合、メモリがうまく認識されなかったり、パソコンが不具合を起こしたりすることもあります。

上記のメモリが故障してしまう理由の中でも、特に熱には注意しましょう。パソコンの中をあまり掃除していない場合、ホコリによってパソコン内部の温度が上がりやすくなってしまいますので、掃除などのメンテナンスはこまめに行うことが、メモリを長く使い続けるポイントです。

hituzi

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